自主ゼミ「パパママ応援団ぶんこ」を経て“保育士”という道へ(その2)

こんにちは!入試広報課の西岡です。
今回は、自主ゼミ「パパママ応援団ぶんこ」を経て、保育士として活躍する先輩からのメッセージ・その2をご紹介します。

メッセージを寄せてくれた先輩

初等教育学科卒業生 水口 可奈さん(広島市公立保育園勤務)

-「パパママ応援団ぶんこ」に入ったきっかけ

新入生対象のサークルガイダンスで先輩に声をかけていただき、ぶんこの存在を知りました。
友だちに誘われて見学に行った際、先輩方の絵本の読み聞かせやパネルシアターをしている姿がとてもキラキラしていて印象的で、私もこうなりたい!と強く思いました。
毎月行っているイベントも工夫が詰まっており、保育士を目指す上で必要なスキルが身につけられると感じたため入部しました。

-印象に残っている思い出 その1

3年生のときに、同期みんなでイベントを考えたことです。
季節を感じられるようなイベントにしようと、新聞紙でサツマイモを作って芋掘りをしたり、12月にはサンタクロースが登場してプレゼントを配り、クリスマスソングをピアノで演奏しながら歌うなどの企画をしました。
部員一人ひとりがアイデアを出し合い、子どもたちに楽しんでもらえるようなイベントが催せるよう取り組んだことは、今でも印象に残っています。

-印象に残っている思い出 その2

3年生のときに、どこのオープンスペースに行っても保護者の方と離れられず遊べない、とうかがった、5歳くらいの男の子と出会いました。
ぶんこ広場って楽しい!もっと遊びたい!と思ってもらえるような場所になったらいいなと思い、「楽しいことがいっぱいあるよ、一緒に遊ぼう」と声をかけました。
私の膝に座って絵本を読んだり、その子が好きなボールプールや手作りの魚釣りで一緒に遊んでいるうちに、少しずつ心を開いてくれるようになり、最後には保護者の方から離れてみんなの輪の中に入ったり、体操をしたり、自分の興味のあるところへ自ら行って遊ぶようになりました。
帰り際には保護者の方から「私から離れてあんなに楽しそうに遊ぶ息子を見たのは初めてです。成長を感じられて嬉しかった。一緒に遊んでくださりありがとうございました。また来ます!」と言っていただきました。
大学の講義の中でも「一人ひとりに寄り添うことが大切」と学びましたが、そのことを身をもって感じた出来事でした。
私の関わりが、少しでもその子の安心に繋がったと感じ、嬉しい気持ちになりました。

-今にどう生きているか

活動を始めたばかりのときは、子どもたちと関わることや人前に立つことに緊張し、自信が持てませんでした。
しかし、活動を通じて、学生のうちにたくさんの子どもたちと関わることができたので、今では自信を持って楽しく保育をすることができています。
また、保育士になりたいという気持ちも強くなり、そのおかげで、就職試験の勉強も頑張ることができました!
他にも、ぶんこの企画・運営を通じ、みんなで1つのものを作り上げるという経験をしていたことは、今の保育現場でも大いに生かされています。

-「パパママ応援団ぶんこ」の活動や、保育士に興味のある方へ

私は文教で保育が学べて本当に良かったと思っています。
常に学生に寄り添い、尊重してくださる先生方。困ったときにはそっと助け舟を出し、学びのサポートをしてくださいます。
文教だからこそ、主体性や協調性が身についたのだと実感しています。
大学の講義で学んだことを、サークル活動で実践する。小さなことの積み重ねが、大きな力になると思います!
「三つ子の魂百まで」ということわざがあるように、幼い頃の関わりがその子の人格を形成し、今後の人生に影響を与えると言われています。
この大切な時期に、子どもたちと関わることのできる保育士はとても責任感が必要で、やりがいに溢れる仕事です。
私は子どもたちの成長を間近で感じ、その成長に携わることのできる保育士になれたことを幸せに思います。
みなさんも文教で学び、子どもたちにとって素敵な保育士になってください!
そして、いつの日か、保育現場でみなさんに会えることを楽しみにしています!!

この記事を書いた人
入試広報課 西岡
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