在学生紹介#006

教育学部教育学科 中等教育専攻3年生の堀江奈々さんが、2022年11月のTOEIC公開テストで915点を獲得するという素晴らしい結果を達成しました。

堀江さんにTOEICの勉強法や将来の夢などについて聞いてみました。

 

 TOEIC915点のハイスコア達成、おめでとうございます。
 スコアを見たときの感想はいかがでしたか。

今回の目標スコアを860点としていたので、驚いたのと同時に目標点を超えることができたので嬉しいです。

 

 TOEICにチャレンジしてみようと思ったきっかけは何ですか。

私は教職を目指しているので、最初は教員採用試験で英語の資格試験取得による加点を目指して英検準1級を取りたいと取り組んでいました。2年生の秋に準1級を取得することができたので、さらに上のレベルを目指したいとなった時に英検からTOEICにシフトしました。

 入学時と比べてどのくらいスコアが伸びましたか。

初めてTOEICを受験したのは2年生の冬です。その時のスコアは585点。そこから700点台、845点と伸びて、今回915点を取ることができました。

 どのように学習に取り組みましたか。

まず目標設定して、その時の自分のレベルに合うテキストで勉強していきました。テキストは購入せずSALC(※1)で借りていました。2年生の終わりごろから2週間に1回のペースでSALCラーニングアドバイザー(※2)のJordan(ジョーダン)先生のアドバイジングセッション(※3)を受けながら、テキストの選択や学習の進め方などのアドバイスをもらいました。また、TOEICのハイスコアを取るための戦略的なアドバイスももらってその方法で解いていくというトレーニングもしました。

ラーニングアドバイザーの先生は学習を進めるうえで感じる難しいところなど話をよく聞いて的確なアドバイスをくださいます。同時にとても励ましてくださるのでモチベーションを保つことができました。

 

 将来は教員を目指しているそうですね。どんな教員になりたいですか。

高校生の頃から教職には興味があり、大学に入学してから中学校の英語教諭を目指すようになりました。中学校では生徒の英語学習の初期段階に関わることができるからです。

生徒が楽しめる授業をしたいです。覚えるだけの英語では学んだことが全体に繋がりにくく言葉として「使うこと」は難しいと思っています。生徒が英語を使う場面をできるだけ作って、日常のコミュニケーションツールとして英語を扱えるようになってもらえるような授業を考えてやりたいです。

 

 今年5月に広島で開催されるG7広島サミットでボランティア活動に参加されると聞きました。広島出身の学生としてどんなおもてなしをしたいですか。

大学からの推薦で声をかけていただいて迷うことなく応募しました。

教員になった時には生徒たちと平和学習をやっていくと思いますが、まずは自分自身がもっとヒロシマについて学んで平和に関して自分の言葉で語れるようになりたいと思っています。また、この度は通訳ボランティアとして採用していただきました。このボランティアには英語力が必要とされます。私はBECC(※4)のネイティブの先生が英語で行う授業で英語力を身につけました。空き時間にはSALCに通って先生とお話することで、英語でのコミュニケーションにも自信がつきました。これまで培ってきた英語力に自信をもって、海外から広島を訪れる方たちに広島での滞在を楽しんでいただけるよう、しっかりとサポートしたいと思っています。

 本学の後輩や広島文教大学への進学を目指す高校生にメッセージをお願いします。

自分でやろうと決めたことを意志をもって頑張り続けたら絶対に達成できると思います。SALCラーニングアドバイザーのサポートもあり、今回このTOEICスコアを達成することができました。また、SALCには英語学修のテキストもたくさん揃っていて、学習環境にとても恵まれています。いつからでも始められるのでぜひチャレンジして欲しいです。

 

SALCラーニングアドバイザー Jordan先生より

Nana has been a diligent and hardworking advisee. In addition to talking in English about her recent studies and interests, many of our sessions have focused on targeted TOEIC practice, where we identify both skills and areas that need development. Nana is very active about creating and following her own study plans, and she is always receptive to any new ideas or study methods I propose. I believe this level of industriousness and flexibility has been key to her success. I am very proud of her accomplishments!

堀江さんはとてもまじめで努力家の学生です。私とのセッションでは、学修状況や興味のある話題を英語で話したりもしつつ、TOEICで向上させていきたいスキルや分野を見極めるなど目標としたTOEICの練習に集中してやっていきました。また、彼女は自主的に学修計画を立てて計画通りに学修を進め、私が提案する新しいアイデアや勉強法にも積極的に取り組みました。このように高いレベルでの努力や柔軟性が彼女の成功の鍵となったのだと思います。私も彼女の達成を誇りに思っています!

 

※1  SALC(サルク, Self-Access Learning Center)文教英語コミュニケーションセンター内にある自律学習支援センター。センター内では英語を公用語としている。

※2  SALCに常駐している英語学修のアドバイスをする教員。

※3 SALCラーニングアドバイザーとの個別英語学修相談(文教生は無料、予約制で受けることができる)

※4 BECC(ベック, Bunkyo English Communication Center, 文教英語コミュニケーションセンター)教養教育科目としての英語の授業やより高度な英語運用能力を習得することができる授業を行う英語学修専門の施設。

 

 

 

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koho_Hira
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